ヘアスタイルを作る上でダメージはとても重要です。ダメージとは簡単に言うと、「毛髪内部のタンパク質の減少」もしくは「毛髪外部のキューティクルの損傷」です。
パーマ、カラー、ストレート、トリートメントなどはすべて、毛髪内部のタンパク質に作用します。タンパク質が減少するということは、パーマやストレートは作用する物がないので、きれいにかかりません。乾かすとバサバサするだけで、まとまらない!ということになります。カラーは色が2・3日で落ちてしまったり、トリートメントもやはり、入れ込んだタンパク質が1回のシャンプーで落ちてしまう!といったことが起こります。お客様も大変困るでしょうし、私たち美容師も、お客様の希望どおりのヘアスタイルが創れないので、大変困ります。美容空間叶では、「ダメージした後どうするのか?」ということも大事ですが、「いかにダメージを抑えて、ヘアスタイルを創っていくか?」ということを常に考え、ダメージ対策のメニューを数多くそろえております。
美容空間叶では、ダメージを大きく3つに考えます。
まず、「外的要因によるダメージ」これは紫外線や、過度のドライヤー、ヘアアイロンによる熱や、シャンプー、ブロー、ブラッシングや髪どうしのこすれによる摩擦です。2つ目は「内的要因によるダメージ」これはパーマ、カラー、ストレートなど、薬剤によるタンパク質の変性、減少によるものです。
は「時間とともに進行していくダメージ」これはパーマ、カラーストレートなど、1回でもすれば必ず生じるものですが、薬剤の成分が髪に残ってしまう(残留アルカリ、残留過水)ことによって、少しずつ髪を壊していってしまうダメージです。内的要因によるダメージは、美容師が気を付けることですが、外的要因によるダメージと、時間とともに進行していくダメージについては、お客様の日々のケアを気を付けていただく以外にありません。綺麗なヘアスタイルを維持したりいろいろなヘアスタイルを楽しんでいただくためには、ご自宅でのアフターケアは欠かせないことなのです。
では具体的にアフターケアはどのようにすればよいのか?洗い流さないトリートメントを付けているから大丈夫!と安心していてはいけません。何気なく普段やっていることが、実は髪の毛を凄く痛めているかもしれません。
頭皮の毛穴の汚れはキレイに取り除かなくてはいけませんので、しっかり、でも爪を立てずに洗います。しかし髪の毛は、泡が立った時点で、汚れは落ちていますので、必要以上にゴシゴシ洗う必要はありません。
髪は濡れると1.5倍くらいに膨らみます。この状態はとてももろい状態、ですから髪をタオルでこするようにゴシゴシ拭いたり、目の細かいコームで無理矢理ガシガシととかすと、キューティクルをこさぎ落としているようなもの。タオルで挟むように優しく水分を取り、目の粗いコームで、毛先からとかしましょう。
上でも書いたように、濡れた髪はとてももろい、さらに空気中のゴミや有害物質などもくっつきやすいんです。もし濡れたまま寝たりすれば、枕とこすれてキューティクルはボロボロに・・・。しっかり乾かすことをオススメします。本当はすぐ乾かすのが1番良いですが、髪が長い人や、量が多い人は大変ですので、寝る前にドライヤーで乾かしてあげると、ある程度自然乾燥しているので、楽だと思います。ちなみに、自然乾燥で髪が乾くまで40時間以上かかるので、乾いているようでもドライヤーを使いましょう。
髪の毛は1ヶ月で約1cm伸びます。1年で約12cm〜15cmくらい、肩下のセミロングの人で約2年、1日1回シャンプーしたなら、2年間で730回分のシャンプーのダメージを受けているということです。ですから、シャンプーはかなり重要なホームケアになってきます。
洗浄力のマイルドなシャンプー、(あまり泡立ちの良いシャンプーは洗浄力が強すぎて、内部のタンパク質まで削り取ってしまいます。)とか、パーマ、カラー直後のアルカリ性に偏ってしまった髪を、弱酸性に戻してくれる効果のあるシャンプーなどがオススメです。
トリートメントはあまりしっとりしすぎるものは、シリコン剤がたくさん入っていることが多く、髪のベタつき、重さでセットがしづらい、またパーマ、カラーの妨げになることが多いので注意が必要です。
最近は使っていらっしゃる方も多くなってきてとても良いのですが、いろいろな種類の物がありますので、ご自分の髪の状態、髪質に合った物を使うということが重要です。担当のスタイリストさんに相談して決めると良いと思います。